昨日「劇場編集版かくしごと -ひめごとはなんですか-」を観るため横浜へ行ってきた。コロナ禍で人の多い街なんて行きたくもないのだが、上映場所が少ない以上は仕方がない。なのでついでに横浜を散歩。ホント散歩だけ。
横浜駅で京急に乗り換えて、6時過ぎに黄金町で下車。大岡川を渡り、大通り公園へと向かう。風俗店が点在し治安が悪いと言われる黄金町。ここ10年ほどアートの街とすることで地域再生を試みていたが、どんな効果が出ているのだろうか。ただ分かるのはマンションは増えているということ。
歩いてみると分かるが実際便利そうである。黄金町駅・阪東橋駅周辺に住んだら日常生活は徒歩で事足りる。イセザキモールを主に必要な物はほぼ揃う。性処理だって、ねぇ。
そんなイセザキモールは歩かずに、今回は大通り公園を関内駅に向かって歩いた。夏ですが早朝ですので心地よい。
関内駅からは横浜公園を抜けて山下公園へ。山下公園では犬を散歩させる方が多々。芝生で寛ぐ人、ジョギングする人。朝の山下公園で何かする事が横浜人のステータスであるかの様だった。
私も同様に山下公園に何かをしに来たのだった。
遠目にガンダムを見るという事を!
動くガンダムという事で最初はテンション上がったが、コロナ禍で私の熱は冷めてしまった。期間内に入場するかも怪しいので、一応生で見た実績だけは作っておきたかったのだ。
山下公園からは海沿いを歩いて桜木町駅へ。大さん橋、開港の丘、赤レンガ倉庫、汽車道と何を取っても絵になる横浜。約6kmの散歩をした訳だが変化していく風景はいずれも独特で、横浜の魅力を再認識した。ホント良いわ、横浜。背伸びしたお洒落ではなく自然なお洒落感がある。一方でドヤ街や風俗店という闇も混在していて、光と闇、街と自然が調和しているエリアである。
と言うものの、これ全て夏の8時前の出来事。これで気温が上がってくると感想も変わっていたかもしれない。
8時15分からは「劇場編集版かくしごと -ひめごとはなんですか-」。上映までに10分以上宣伝しやがって。しかもどうでも良いCMや映画予告ばかり。まぁアニメ映画を観に来ているのだから仕方がないのだけれども。
その映画はと言うとよく纏まっていた。TVアニメを見なくても劇場編集版だけ見れば事足りてしまう。久米田康治の作風は殺さずに、ギャグ一辺倒ではない良い作品である。絶望先生とシャフトの組み合わせも素晴らしかったが、かくしごとでは全く違った良さが出せているのが、なんとも凄いものだ。
と褒めちぎったが、私個人は「あぁ見終わった」程度の感じである。可もなく不可もなく良作だった。
この後ランチでも食べて退散すれば完璧だったのだが、行きたい店はどこも11時から。人の増え出した横浜を1時間もブラつきたくないので、とっとと退散。電車は割と空いていた。座れなかったが先頭を陣取れたので、平塚までは車窓を楽しんでみた。茅ヶ崎〜平塚間って、富士山が左に見えてから右に見えるようになるのね。
午前中には地元に戻れて満足な土曜日だった。
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