2016年8月6日土曜日

フィルムスキャナで振り返る

幾度かの引越しにも残り続けた一つの荷物「ネガ」。高校生から20代前半に撮ったものなので、約20年前のネガだ。ちなみに写真は、とうの昔に捨てた。
邪魔だなと思いつつも、ネガを見てみると中身が気になる。そう思い続け、ようやくフィルムスキャナを買った。
サンワダイレクトの400-SCN006

使い方は実に簡単だった。本体をUSBに接続し、本体にネガを差し込めば、Macにスキャン画像が写し出される。この段階ではネガ画像なので、写真としてみるのはスキャンした後。
手許のネガはフィルム30本分。気になるところだけスキャンして、約2時間で用済みになった。

最終的に残した写真は20枚。約600枚中の20枚。バンドの写真が多いだけに、服装や髪型は今では見れたものではない。当時の友人らとの写真もあるが、それを懐かしむこともないので不要。
ネガという状態だったからこそ想像するしかなく捨てるに捨てられなかったが、こうして写真で見れてしまうとどうでも良いものだと実感した。これで迷いなくネガも捨てられる。

ワクワクしながら購入したフィルムスキャナだが、こんなにアッサリ用が済むとは思わなんだ。
思い出なんて美化されてるから良く思えるもので、実際は大したことのない記憶だ。
大事なのは過去より今である。評価するのも過去より今である。

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