2011年5月3日火曜日

西湖北側の断崖絶壁・十二ヶ岳

2011年5月3日。8時30分に西湖畔のキャンプ場を車で発ち、4分後には文化洞トンネル脇の無料駐車場に到着。登山道はトンネルに向かって左手。誰が見たって分かるだろう。

8時44分に出発し、延々と登り続けて9時8分、1つ目のピークに辿り着いた。駐車場から見えていた山が毛無山ではなかったのか...。3つ目のピークに着くと、山頂の一部が禿げた毛無山が見えた。そのハゲ部分まで来ると景色が良く、9時34分に毛無山山頂に到着。景観が良いので軽く眺めて、次の十二ヶ岳を目指した。
-毛無山山頂-
-毛無山からの景色-

9時39分 一ヶ岳

不意に着いたが、ここまでの手軽さで先を判断してはいけない。
急下降した後、少し登って

9時43分 二ヶ岳
二度の登りを経て
9時46分 三ヶ岳
一・二と異なり高い位置にあり、ピークらしいピーク。
岩場を下り、ちょっと登れば
9時50分 四ヶ岳
ここからの景色は良いのだが、なにぶんの曇りである。
ロープに頼らざるを得ない急傾斜を下り、ちょっと登ると
9時55分 五ヶ岳
登りの山道が久々に続き、
10時01分 六ヶ岳
緩やかな下りを歩いていたら、
10時04分 七ヶ岳
大岩が印象的なピーク(?)である

六ヶ岳並の登りを歩いて行くと
10時08分 八ヶ岳
岩場を下るとすぐに
10時10分 九ヶ岳
大岩を迂回すると、一気に世界が変わる。
危険度の高い急登。油断をすれば奈落の底である。それでも片手にポールを持って登れただけ、まだ軽い方か。
そうして登りきれば
10時17分 十ヶ岳
実は十ヶ岳の看板を見過ごしており、平坦な道を歩いていたら
10時19分 十一ヶ岳
残るは後一つなのだが、ここからが難所である。十ヶ岳への登りなど、十二ヶ岳への練習にすぎない。
いきなりロープ必須の急下降。目の前には正気とは思えないほど急傾斜かつ高さの十二ヶ岳。ポールは完全に邪魔。手袋を持って来なかったことを後悔した。
8mぐらい下ったのだろうか。吊り橋を渡って問題の登りに突入。下を見たら吸い込まれてしまいそうな傾斜で、高所恐怖症の方にはお勧めできないコース。
少しも油断できないので、ロープや木の根を信用しきるのも問題である。本能的に体重を各所に分散し、ジワリジワリと登って行き、10時41分に登頂&分岐点に到着。ここから山頂はすぐそこで、

10時43分 十二ヶ岳
御堂があり、景色が最高の山頂だった。
-十二ヶ岳山頂-

10時55分に十二ヶ岳を出発。ヤセた尾根道で、傾斜のキツい場所もあるので、 油断はしないようにしよう。
11時8分に景観の良い山頂に着いた。これが金山かと思ったが、名も無いピーク。景観の臨めぬ金山に着いたのは11時20分。
-金山山頂-

午後から雨の予報だけあって、徐々に雲行きが怪しくなってきたが、金山から節刀ヶ岳をピストンすることにした。1,736mと本日では最高地点の節刀ヶ岳。11時29分に到着すると、先客がいたので少し雑談をした。が、雑談しすぎて11時47分に出発。「雲行きが怪しいのだから、お互い先を急ごうではないか」、と会話中は心の中で思っていた。
-節刀ヶ岳山頂-

11時54分に金山に戻ってきて、緩やかなアップダウンが続く。最後は細く少し急な道を登り、12時9分に鬼ヶ岳に到着。鬼の角が印象的で、景観の良い山頂である。他の山頂同様、晴れていればさぞかし良かっただろうに。
-鬼ヶ岳山頂-

鬼ヶ岳から南の雪頭ヶ岳を目指す。意外と危険な道を歩いて、12時23分に雪頭ヶ岳に到着。目の前には邪魔する物が何もなく、景色が広がっていた。季節が季節なら、そこは多くの花が咲いているらしい。
-雪頭ヶ岳からの景色-

遥か下に見える根場の集落。そこまでは延々とブナ原生林を下るだけ。ホント退屈。13時15分に枯れたダム東入川堰堤に到着。
根場入口のバス停を目指して歩くと、桜咲く西湖キャンプ場テント村内を歩く。
今宵は雨が降るかもしれないというのに、それなりにキャンプ客がいた。その9割がColemanのテント。別にColeman品が悪いとは言わないが、ここまで染まると安っぽさを覚える。ビギナー限定のキャンプ場?Colemanのオフ会?アウトドアの器材を全てホームセンターで揃えたんじゃないだろうな。

そんな異様な光景を見つつ、13時28分に根場入口のバス停に到着。毎時37分にある筈のバスが、何故か13時台は12分のみ。1時間以上待つのならと思い、文化洞トンネルまでの4.5kmを歩くことにした。
-つぶれた大衆食堂-

前半は退屈だったが、キャンプ場周辺は桜が舞って綺麗だったり、看板からはロイヤルな雰囲気がしないリヴェールにとても惹かれたり、そんなこんなで14時30分に駐車場に帰還。やっぱ1時間かかるわな。でもバスより早かったので、選択は間違ってなかったわけだ。


危険度は高いが景色は最高のコース。流石に子供は連れて来ない方が良いだろう。

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