熱海からフェリーで30分。猿島は小さいし江ノ島は橋で繋がっているので、都心から最も身近な島と言えば、この初島でしょう。そんな初島は楽しいのか。結論から述べます。
何をするでもなくノンビリするには◯。
島に行き、海鮮物を食べ、くつろいだ。それが目的ならば初島は願いを叶えてくれるでしょう。
海水浴は砂浜が無いのでダメ。スノーケリングは港の近くでしか出来ず、面白くないと評判なのでダメ。釣りとダイビングは良いと思います。
フェリーの始発は7:30なのですが、早すぎても間が持たなそうなので、熱海駅に8:00着。
熱海駅は改築中でした。完成図を見ると、かなり現代的な建物になる感じ。駅前の寂れたビルとアンマッチですが、これらも改善されることでしょう。
海岸線との高低差が激しく、距離があります。道路は狭く、道が入り組んでいて方向感覚も掴めません。ザ・日本と言った感じの汚い街づくりですが、それもまた楽しみの一つです。
激しく過疎っていった熱海は、平成23年度を境にV字回復。多くの廃墟を生み出した熱海ですが、栄枯盛衰も味わえなくなっていくのでしょう。
8時半頃、熱海港に辿り着くと、ちょうどイルド・バカンス三世号が入港してきました。8:50に再び初島へと発つのですが、その乗客は200人ぐらいいたでしょうか。
想像以上の混みっぷりに、景色を楽しむ訳でもなく船底でノンビリしてました。そしていよいよ初島上陸です。
港では心太祭りを開催していました。一杯100円、迷わず食べます。そして外周4kmの散歩へ。
エクシブ初島は綺麗なホテルで、庭園も綺麗に整備されていました。アジアンガーデンR-Asiaは南国気分の味わえる場所ですが、そんなエセ南国よりもハンモックが魅力的。フォレストアドベンチャーの系列「SARUTOBI」もあるので、日帰りで1万も見積もっておけば、十分楽しんで寛げることでしょう。
プールは夏場だけ。海へもアクセスできますが、やはり岩場。スノーケリングをやった後にプールに浸かって着替えられれば良いのに。
南国の様な道もあれば、
抜ければ日本の海って感じ。
10時に港に戻ってきたのですが、まだ食堂がオープンしていませんでした。
唯一開店していた「めがね丸」で船長おまかせ丼を頂きました。生姜好きではない私でも美味しく感じれた店独自のタレ。
ところで大事なことを忘れています。私はネコを見に来たのです。港の周辺を歩いて、ようやく食堂の裏に一匹見つけただけ。ネコはどこだー!と思ったら、待合室にネコの部屋がありました。ネコはいませんでしたけど。
11:10発のフェリーに乗船。この時間になると一度に来るのが500人ほどいたかもしれません。帰る人は200人ぐらい。数えた訳ではないので適当ですが、回転率は良さそうです。
港から海岸線を歩いていると、北側に巨大な建物が見えました。
西側の山の斜面。熱海という狭い空間に存在する巨大な建造物。温泉街のイメージは湯河原に任せ、新たなリゾート地として生まれ変わろうとしているのでしょうか。
街全体に観光客は溢れています。駅前のアーケード街も大層な人だかりです。でもシャッター街も多いです。
小田原、沼津は平地が多い分、他の街を真似しがち。田舎者の勘違いオシャレを脱却できない感じがします。しかし熱海は別物です。他を真似しようにもそれを許さぬ地形ゆえに、全く新しい(迷走した)世界を見せてくれそうで楽しみです。
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