土曜の4時、家を発つ直前のトイレで乾徳山へ行くのを止めた。車で西沢渓谷に行こう...山登りからの逃避である。
20時にレンタカーを借り、深夜1時に家を出た。それはあまりにも早すぎる。
折角だから星空でも撮りたいではないか。でもこれ、何度やっても難しい。富士山を撮るなら田貫湖あたりが良いのかしら。新道峠に行こうとしたが、寒くて止めた。
のんびり休憩を採りつつ、6時前に道の駅みとみに到着。車はチラホラ停まってた。
7時半に出発。陽の射し具合を考えると、もう1時間遅くても良かったかも。
空き家の割に小綺麗な西沢山荘を過ぎ、
東沢を渡る。
沢!
沢!
沢!
とにかく沢伝いに歩いて行く気持ちいいコース。但し人も多い。
だいぶ葉が散っていたので人が少ない方なのかもしれないが、人一人分の狭い道なので、こちらのペースも遅くなる。
地図だと分かりづらいが、意外とアップダウンは多い。でもこんなの、普通の山登りに比べれば大した事はない。
七ツ釜五段ノ滝から少し先に進んで上がれば、往路は終わり。9時頃着いたかな。
帰りのコースは楽だ。かつてトロッコが走っていただけあって、平坦な道が緩やかに下っていく。
日陰になっている箇所が多いが、陽が射すと紅葉が輝いていた。
途中にはトロッコが。文明開化の為なら多少の犠牲は止むなし。昔の人々には敬意を表するが、その精神論は現代には通用しない。それを「ゆとり」と片付けてしまう人は老害か筋肉バカだろう。
トロッコのレールを追っている内に、復路も終わりに近づいた。
10時前にはねとりインフォメーションに帰還。
道を右へと曲がる最中、真ん中でしゃがんでいた女性のパンツが見えているのではないかと思い歩を止めた。かといって、少し下がって撮る程の風景が無い。下がって撮れば、明らかにそれ目当てだ。諦めはしたが悔いは残る。
一応断っておくが、私の目当てはパンツではない。見えた筈の物を逃した、即ち「機会」を逃してしまった否かが大事なのだ。これは人生においても大事なことである。逃していたなら反省をせねばならない。その答えが無いことに悔いが残るのだ。
パンツなんてたかが布切れ。そんな物はどうでも良い。私が欲っするのは、その先にあるかもしれない恥じらう気持ちなのだから。
とにもかくにも、10:10頃に道の駅に帰還。西沢渓谷蒟蒻館は、何の色気もないが種類が豊富で面白かった。試食の刺身こんにゃくも美味だった。とはいえ、親への土産に買っただけで、自分の分は買わず。
11時に道の駅を出発。猿橋に寄ろうと思ったが、メンドイので真っ直ぐ帰宅した。特に混んでる箇所もなく、14時には地元に到着。
今回のレンタカーはナビが相当古そうだった。一般優先にしたら河口湖大橋を避けていたので、無料化になる前、2005年6月以前の物なのだろう。案内する道が自分のイメージと違っていて、何度か困惑させられた。古いナビなど、却って迷惑なものである。
もう一つ自分の備忘に。鴨宮から塩山経由で西沢渓谷に電車とバスで行くと、片道3,000円(2,268+660)ほどかかる。休日おでかけパスを使っても往復で400円ほど安くなるだけだ。
レンタカーの場合、3,240円/24h+ガソリン代1,535円。運転はメンドイが金額的にはお得だ。いずれ乾徳山へ登るであろう私へ、行くならレンタカーにしておけ。電車で行くなら、シーズン中は5:01-8:12ではなく4:34-7:49で行け。8時半のバス客9割以上が8:12に着く。そして醜くも、座る為にホームからダッシュするから。
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